幻のロイヤルパープル! ロイヤルコペンハーゲンバーガンディの歴史と秘話

新年明けましておめでとうございます。

今年も北欧と日本の間で良いもの・こと・人を紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、2019年の暮れから2020年初旬にかけて、買い付けの旅に行ってきました。

ちょうどクリスマスシーズンだったので、その様子もお伝えしますが、その前に今年最初の買い付け商品をご紹介したいと思います。

それがこちら、ロイヤルコペンハーゲンのフルーテッドフルレース「バーガンディ」のセットです。

ロイヤルコペンハーゲンと言えば、ロイヤルブルーが有名ですが、こちらは深いワイン色をしています。もうお嫁に行ってしまったのですが、とても貴重なお品でしたので少しご紹介させていただきます。

 

最初はあの有名ブランドで販売されていた!?

ブルーでないレッド系の色合いのフルーテッドシリーズは、意外にも創業して間もない1790年から既に存在していたそうです。フルーテッドプレーンのみですが、1796年のオークションには、レッド系のティーセットが出品されています。

その後、1884年から1916年までロイヤルコペンハーゲンの芸術監督を務めたアーノルド・クロッグは、ブルーフルーテッドの近代化を目指し、ハーフレースとフルレースのカラーを試みます。

ちなみに、このアーノルド・クロッグさんは日本の美や自然からインスパイアを受けたため、ロイヤル・コペンハーゲンの商品には日本の雰囲気に近いものが生まれました。

このワイン色の「バーガンディ」が販売されたのは1890年代。販売されていたのは、意外にもデンマークではなくアメリカ。そして、その頃はまだロイヤルコペンハーゲン社がニューヨークに最初のお店をオープンする前だったため、なんとあの有名なティファニーのお店を通じて販売されていたのだとか!

デンマーク人はロイヤルブルーしか受け入れなかったのでしょうか?

市場にでることが少ないバーガンディですが、最近ではデンマークのフレデリック皇太子が2004年に結婚した際にウェディングに使用したそうです。

 

バーガンディの製作

この独特の紫色のカラーは、フローラダニカの色と同じように、金属酸化物を混ぜて作られているそうです。そしてペイントの際は、油やテレビン油ではなく、水ベースの塗装媒体が使用されています。

フローラダニカと同じように、釉薬の上から塗るオングレーズ装飾というテクニックで、イタチ科のテンの毛を使った特別なペイントブラシで装飾され、焼きの際は、比較的低めの860℃の温度で、装飾の細部に応じて3〜5回じっくりと焼いて完成です。

ブルーも素敵ですが、紫も気品がありとっても綺麗でした。女性らしく温かい趣です。

滅多にお目にかかることのないお品を取り扱うことができ、バイヤーとしてとても良いスタートを切ることができました。

皆さまも、今年もたくさん素敵な出会いがありますように。

 

 

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