250年の歴史を持つデンマークの老舗陶磁器ブランド「ロイヤルコペンハーゲン」。ブルーフルーテッド、ブルーフラワーなど、美しい食器のデザインの歴史は古く、世界中から時代を超えて愛され続けています。そんな「ロイヤル柄」を施した素敵なペーパーナプキンとキャンドルを作るデンマークの会社を訪問しました。
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クリスマスの掟 家族で選ぶ今年のツリー
こんばんは。
いま今年4回目のデンマークに来ています。12月のデンマークは暗く、寒い。4時くらいには薄暗くなり、雪は降らないものの芯から冷えるような寒さになります。
でも、そんな冬を生き抜く人々にとって希望の光、それがクリスマス「Jul(ユル)」です。12月に入るとクリスマスランチやらホットワインを飲むパーティーやら毎週(毎日)のようにイベントがあり、気分を盛り上げます。そんな北欧の人たちにとって、なくてはならないJulですが、国や家族によっていろいろと伝統やルールがあって面白いのでいくつかご紹介していきます。
毎年恒例のクリスマスツリー狩り
クリスマスに欠かすことができないもの、それがクリスマスツリーです。日本でも多くのファミリーが飾っていると思いますが、ツリーにかける意気込みが違います。
ルール①ツリーは本物であるべし
この時期町のあちこちでクリスマスツリーが販売されています。
小さいのから大きいのまでいろいろありますが、ほとんどのファミリーが本物を買うそう。普段は合理的なデンマーク人だから、毎年使えるプラスチックが普及しそうですが、ここは伝統第一で譲れない模様。モミの木はクリスマスが終わった26日に、一斉に捨てられます。
ルール②ツリーは家族皆で狩りにいく
ここからは私の友人の家族の伝統ですので全てのデンマーク人に当てはまるものではありませんが、このファミリーは毎年必ず親族皆でツリーを狩りに行くそうです。
もみの木がたくさんある森。りんご狩りのようにそこから好きなもみの木を選んで自分で狩るシステム。街で買うより安く、自分で選べるのが醍醐味です。先日私も一緒に連れていってもらいました。
ルール③ツリー狩りには全員Nissenの帽子を被る
さっきの写真でもうお気づきだと思いますが、このファミリーのもう一つのルールは、皆赤い帽子を被ること。北欧にはサンタクロースの他に、キリスト教が入る前の独自のキャラクターNissenという小人も、クリスマスの主人公です。
友人のお母さんが毛糸から編み、それをフェルトにして作った手作りの帽子必須で、4家族総勢15人ほどがNissenになります。(私も否応なしに被りました)
皆で、これがいいやらあれがいいやら相談しながら良い木を探します。
広い森でもすぐ自分の家族を発見
目星をつけたら帽子を被せて
家族が同意すればノコギリで切ります。13歳の男の子がおじいちゃんの伝授で初挑戦。大人への一歩。
無事に切れたらえっさほいさと運びます。森で会ったら本物の小人かと思いそう。
「今年も良い木がとれたね〜」
木を網に入れる道具にかけて
車に積んで(そのまま!!)
無事に良い木がとれたので、一休み
温かくて甘いホットワインと
それぞれが作ってきたクッキーやパンを食べました
これぞHygge。おとぎ話のようなシーンの連続でした。
子供の子供まで、家族の素敵な伝統が引き継がれますように。
コペンハーゲン:船の上の生活
9月末から10月半ばまでデンマークに買い付けに行っておりましたが、あっという間に一ヶ月が経ちました。ブログを更新しなければしなければと思いつつ後回しに。。
今回の旅行も、たくさんの素敵なものや人に出会った良い旅でした。好きなことを仕事にして、行きたいところに行って人と出会って、なんて良い生活とよく言われますが本当にそうだと自負しております。
今回も素敵な人とお家を訪ねましたが、中でも印象的だったのはこちらの「船上の家」です。
運河の多いコペンハーゲン。こんな風に船があちこちにあり、漁業用の船とか、観光用、家庭用などいろいろありますが、その船に住んでいる人もいるのです。
ちょっと中を覗いてみましょう。
北欧モダンのダイニングキッチンに
光の入るリビングルーム
テラスではガーデニング
眺めも最高です
「船で生活」と聞いたらある程度狭いのだろうなと思っていたのですが、他にもベッドルームや作業室、バスルームがあり、全く不自由はないようでした。
DIYの得意なデンマーク人、内装だけでなくボイラーや電気、配管まで、彼氏さんがしたそうです!
お天気の良い日には、船からどぼんと飛び込んで泳ぐんだとか。
いろんなスタイルや生活があるんだなと、デンマークにくるといつも世界が広がります。
初夏の北欧のHYGGEな過ごし方
今年2回目の買い付けに来ています。
5月中旬から7月にかけては、日も長くなり、春と夏が一気に来るデンマークで最も良い季節。
長い冬を耐えた草木もやっと太陽の光を浴び、待っていましたとばかりに一気に芽吹きます。
せっかくお天気も良く気持ちの良い季節なので充実した日々にしたいところ。
旅行や日々の理想の過ごし方は皆それぞれだと思いますが、今回は私流のこの時期を楽しむ理想の1日の過ごし方をご紹介します。
①時差ボケで早起きする 6:00 a.m.
日本とデンマークの時差は7時間。最初の2、3日は夕方眠くなり、夜中の2時や3時に目覚めてしまいますが、できるだけ工夫をして早めに起きるのがベスト。
この時期は日の出も早く鳥のさえずりとともにすっきり目覚められます。
②フリーマーケットへ行く 8:30 a.m.
今回はちょうど金曜日に着くフライトだったので、朝早めに目覚めると翌日早速ラッキーなことが。この季節、土日になると朝からフリーマーケットが開催されているのです。
だいたい9時頃からスタートで、お昼くらいになると混み合うので朝一で早めに観に行くのがベスト。
可愛いものがたくさんあります。わくわく
③カフェで一息 10:30 a.m.
1日中いられそうなフリーマーケットですが、だいたいものと人混みに疲れてしまうので、欲張らず直感に従ってぱっと買い付けをすましてカフェで一息。
週末はブランチをやっているカフェもたくさんあります。
好きなカフェでコーヒーのみながら買ったものを広げて眺める至福のとき。
④お昼まで街をプラプラ 11:30 a.m.
土曜日はお店のオープンが遅めなので、少し街をプラプラします。
今回のフリーマーケットはコペンハーゲン近郊でもハイソなフレデリクスベアという街だったので、ブティックやオープンカフェが立ち並び、お散歩するだけで楽しいところ。
⑤お気に入りのアンティーク・ヴィンテージショップに行く 13:00 p.m.
午後は行きたいお店に直行します。買い付けというと、1日に何軒もまたぐイメージがありますが、私はだいたい1日に2件ほどにしています。たくさん見すぎて疲れてくると、安いからという理由でいらない買い物をしがちなので、その日にターゲットのお店と予算を決めて、その範囲内で探すと良い買い物ができます。
この日は、行きつけのヴィンテージ服のショップに行きました。
服のことよく知っていて、どの形がどの時代のものかなども教えてくれて、おまけもたくさんしてくれる大好きなおじいさんのショップです。
お店の人とお話するのも買い付けの醍醐味です。
【kongens klær 】 住所:Rosenborggade 10, copenhagen,Denmark 開店時間:平日12:00-17:30 土曜12:00-15:00 日曜休み
⑥友人とお茶 15:00 p.m.
両手も脳みそもいっぱいになったら、買い付けはキリよく切り上げます。いったん荷物を置いて友人とお茶。天気が良いとデンマーク人はこぞって外に出たがるのでテラス席もたくさんあります。
⑦サマーハウスでまったり 18:00 p.m.
この日は友人のサマーハウスへ。良い季節を存分に味わうため、多くのデンマーク人が郊外のビーチや自然豊かな場所に、サマーハウスを持っています。
今の日の入りは9時過ぎでした。ビーチに行ったり庭でバーベキューをして、まったり過ごします。
以上、私のお気に入りの初夏の過ごし方でした。
世の喧騒なんて忘れてしまうのんびりした至福のひと時。この時期の北欧は真夏ほど航空券も高くなくおすすめです。